昨日に引き続きPicam360で遊んでいます。
今日は、picam360-captureをソースからビルドできたのでその方法を忘れないうちに記録しておきます。
※注意:この方法が正しいかはわかりませんのであしからず。。。
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まず環境から確認。
rasbianは「2016-09-23-raspbian-jessie.img」をクリーンインストールして初期設定済み。
$ uname -a Linux raspberrypi 4.4.21-v7+ #911 SMP Thu Sep 15 14:22:38 BST 2016 armv7l GNU/Linux
まず、やってみたのがpicam360-captureのGitHubよりソースを落としてきていきなりmakeです。
エラーを吐きましたorz
では、picam360-captureを使えるようにするため、順番にいろいろとインストールしていきます。
まず初めに、「janssoninn」をインストールして行きます。
$ sudo apt-get update $ wget http://www.digip.org/jansson/releases/jansson-2.7.tar.gz $ tar xzvf jansson-2.7.tar.gz $ cd jansson-2.7 $ ./configure $ make $ sudo make install
次に、「opencv」のインストール
$ sudo apt-get install -y libopencv-dev
続いて、「libovr_nsb」をインストール
libovr_nsbに関してはかなり依存関係がありますのでそれを先にクリアします。
※ちなみにlibovr_nsbはpicam360-capture/libs/なにありますが、それをmakeしようと思ったらエラーで思うようにできなかったためGitHubより落としてインストールしています。
$ sudo apt-get install -y g++ gcc make automake libtool freeglut3-dev libudev-dev libusb-1.0-0-dev
続いて、「hidap」をインストール。
$ git clone git://github.com/signal11/hidapi.git $ cd hidapi/ $ ./bootstrap $ ./configure $ make $ sudo make install
「libovr_nsb」のインストール。
$ git clone https://github.com/ultranbrown/libovr_nsb.git $ cd libover_nsb $ make $ sudo make install
続いて、OpenGL関係(すみません。ここよくわかってないですがこれをやらないとビルドできなかったので。。。)
$ cd /opt/vc/src/hello_pi/ $ make -C libs/ilclient/スポンサード・リンク
ここまでくればあとは「picam360-capture」のビルドです。
$ git clone https://github.com/picam360/picam360-capture.git $ cd picam360-capture $ cd libs/ $ I2Cdevビルド $ make -C I2Cdev $ cd ~/picam360-capture $ make
ビルドができたらいろいろとpicam360-captureフォルダへファイルができているはずです。
正常に動作するかチェック。
$ sudo sh lunch.sh -w 1440 -h 1440 -C
これでpicam360-captureが設定モードで立ち上がってカメラが移れば成功です。
以上、picam360-captureをソースからビルドしてみました。
もしかしたら不要なものもあるかもしれませんが、とりあえず動いたので良しとします。
あと、当然ラズベリーパイのカメラ使用(raspi-configより)をONにしておいてください。
また、GPUのメモリも256MB以上でないとカメラが動作しないようです。これもraspi-configより設定してください。